雌型を作って張子紙を貼り込むのが秋津屋の張り子面の特徴です。
手間がかかりますが、雌型から抜くことで原型を繊細に再現できます。
原型作成(1〜5ヶ月間)
土台製作〜石粉粘土で盛りつけ〜乾燥〜彫刻〜盛りつけ〜乾燥〜彫刻〜盛りつけ〜……
ヤスリがけ〜保護スプレーがけ〜乾燥
あるいは油粘土による造型
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雌型作成(7日間)
油粘土で土手を作る〜石膏がけ〜乾燥〜補強材入れ石膏がけ〜乾燥〜厚み検査、レタッチ〜乾燥〜柿渋処理
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張子紙作成(1日間)
書道用紙をミキサーがけ〜紙すき〜乾燥(張子紙3枚で仙狐面1面分)
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雌型に張子紙を貼る(2日間)
離型剤を擦り込む〜1層目貼り〜2層目貼り〜乾燥
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抜き、バリ取り、穴あけ(3日間)
抜き〜糊がけ〜乾燥(初回はこの時点でバリを取り最終の形の検査、顔にフィットしないなどの不備があれば原型からやり直し)〜厚み検査、レタッチ〜乾燥〜バリ取り〜切り口の紙貼り処理〜乾燥〜柿渋塗り〜乾燥〜穴開け
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胡粉がけ(1週間)
胡粉を準備する〜胡粉がけ(3回、各乾燥)〜ヤスリ〜胡粉がけ(2回、各乾燥)〜ヤスリ
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着彩(3日間)
着彩〜乾燥〜保護スプレー〜乾燥
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紐付け(半日間)
房作りは別途半日
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完成